あごの筋肉の緊張はストレスによる歯ぎしりや運動によるくいしばりなど日常生活における様々な要因が影響して、エラの張りや頬の硬さ等、顔面の容貌に影響を与えます。
美容鍼であごの筋肉の緊張の緩和によるエラの張りの減少をMRIで測定した研究があります。
研究対象者A:30代女性 B:50代女性
A 鍼を約2週間に1回で合計9回の鍼を行う。評価は2か月後(5回後)及び3か月半後(9回施後)に行った。
B 鍼を8日間連続で行う。その後、1週間に1回で合計16回の鍼を行う。評価は1週間後(8回後)及び3か月後(16回施術後)に行った。
結果:両者ともにあごの筋肉の断面積の減少とともに、左右差が減少した。
両者ともに3か月後効果がありましたが、Bの8日間連続で行った後の評価はあまり差がなかったので、1~2週間の間隔での美容鍼の方が効果がありそうです。
参考文献:Mieko o ,et al :Evaluation of cosmetic acupuncture from MRI imaging: A pilot study focusing on the masseter muscle and superficial fascia. JJSAM 2021; 71(3):130-137