京都府立医科大学が、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの生存時間について検証しました。
ポイント
1.皮膚表面の新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの生存時間は、ステンレス、ガラス・ポリスチレンの表面の生存時間より大幅に短くなり、皮膚表面はウイルスの生存には向いていない。
2.新型コロナウイルスは皮膚表面で9時間程度生存し、約2時間程度で効果のなくなるインフルエンザウイルスに対して大幅に生存時間が長い。
3.皮膚表面の新型コロナウイルスは、80%エタノールによる15秒間の消毒にて完全に効果がなくなり、新型コロナウイルスに対する手指の手洗いの重要性を実証した。
手洗いや消毒をしないと、皮膚表面には9時間程度新型コロナウイルスは生存しています。自宅以外でも飲食前、顔に手を触れる前等の手洗い、消毒を心掛けましょう。
参考文献:ヒトの皮膚上に存在する新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの生存評価:COVID-19における手指衛生の重要性
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1517/5917611