8月9日のyahooニュースに外科医の鍼灸治療の感想が掲載されていました。
西洋医学のど真ん中である外科医の筆者が、東洋医学の鍼灸治療を実際に受けてみた。
「鍼灸は効くのか」「鍼灸は危なくないのか」を検討した。
西洋医学は、「分析」と「統合」を基礎とする自然科学である一方、東洋医学は人と自然を「統一体」として把握する。
両者の根本の理論がまったく異なっており、単純な比較は困難だ。そこで筆者は、あくまで「効くか否か」に注目し、自らの体を使用して3ヶ月毎週鍼灸治療を受けて実験した。
鍼灸治療を受けてみて
1.鍼は痛いのか?
若年男性という痛みに弱いゾーンで、痛みに弱い方の医師が受けた鍼はほぼ痛みがゼロで、ほぼ痛みを感じなかった様です。
2.鍼灸は効くのか?
医師の症状は腰痛・肩こり・胃の痛み・全身の疲労で症状の改善期待して鍼灸治療を行った。
結果は腰痛・肩こりはほぼ完全に改善され風邪にはあまり効かなかった様です。
鍼灸治療を始めるまで、毎週マッサージに通っていたが通わなくなり、腰痛は1割以下に改善。
追記しておきたい効果として精神状態の安定を強く自覚された様です。
3.鍼灸は危なくないのか?
リスクとして鍼からの感染、神経損傷、出血、気胸等が考えられる。
しかし使用する鍼は滅菌された使い捨ての鍼なので安心。
神経損傷や出血は、身体に鍼を刺す以上は一定のリスクは免れないが、我々医師や看護師が病院で普段行っている採血や点滴、穿刺ドレナージなどの穿刺行為で起こる合併症の極めて稀な頻度を考えると、実際に問題にはならないだろう。
事実、鍼灸師は人体の解剖学を熟知している。
鍼灸学校での教科書には、痛みの生理学、鎮痛のシステムについての西洋医学的な記載が多数ある。
筆者が見た所、医学部の教育レベルとほぼ同等の「痛み」に関する理解
があると考えてよいだろう。
以上、Yahooニュースより抜粋
鍼灸治療を受けたことのない方はご存じないかもしれませんが、現在は整形外科のクリニックや大学病院でも鍼灸治療は行われています。
鍼灸治療は安全で効果の高い治療法です。